サブ・テーマ: 「アップテンポ」ってゆぅかぁ「起承転結」? (by モア)
■起-1■ Touch Of Class / Love Means Everything
アルバム “Love Means Everything” (1981年)より。
「起」は米国モノから、3曲選びました。
軽〜く、イっちゃいましょう!
1曲目は、フィリー(フィラデルフィア)のグループ。
76年のセカンド・アルバムに、77年発売のシングル2曲(そのうちの1曲が、今回選んだ「Love Means Everything」)を加えて、81年に再発されたのが、このアルバムだそうです。
プロデュースは、フィリーで活躍していたジョン・デイヴィス。
フィリーのディスコ・サウンドいっぱいのアルバムです。
■起-2■ Love Committee / Pass The Buck
アルバム “Law & Order” (1977年)より。
これもフィリーのグループです。
メンバーに、元テンプテーションズのロン・タイソンがいます。
このアルバムは、フィリー・ソウルに興味のある人には必聴ですよ!
■起-3■ Redd Hott / Ecstacy
アルバム “#1” (1982年)より。
ファンク系バンド、レッド・ホットの唯一のアルバムです。
不明なことが多いらしいですが、中心人物はギターのレジー・グリフィン。
そして、プロデュースはジョージ・カー。
演奏も歌も、素晴らしい!
■承-1■ Loose Ends / Watching You
アルバム “The Real Chuckeeboo” (1988年)より。
「承」では、英国モノから2曲、米国モノから1曲選びました。
もう1回、イっちゃいましょう!
これは、ロンドンの3人組グループの、4枚目のアルバムより。
この曲は、クールな感じがして、いいですねえ。
86年のアルバム”ZAGORA”と並んで、優れたUKソウルのアルバムだと思います。
■承-2■ Jeff Perry / Unforgettable Person
ベスト・アルバム “The Best of Jeffree (aka Jeff Perry)” (2003年)より。
「承」2曲目は、米国シンガー・ソングライターJeffreeの、76年のJeff Perry(本名)名義のシングルです。
なんとなくUKっぽいので選びました。
ちなみに、兄がグレッグ・ペリーという、インヴィクタス方面の有名人です。
Jeffreeは、なかなか良い曲を書いてます。
オススメです。
■承-3■ Delegation / Dance Like Fred Astaire
アルバム “DEUCES HIGH” (1982年)より。
「承」3曲目は、英国グループの4枚目のアルバムより選びました。
プロデュースはケン・ゴールド。
UKソウルでは有名な人です。
■転-1■ Major Harris / Loving You Is Mellow
アルバム “My Way” (1974年)より。
「転」では、「起」と「承」で踊り疲れたかも知れませんので、ちょっと落ち着いた感じの曲を選びました。
ちょっと、充電しましょうね!
これは、元デルフォニックスのメンバーの、ソロ・アルバムの1曲です。
レーベルはアトランティックですが、フィリー録音のフィリーソウル・アルバムです。
このアルバムでは、”Love Won’t Let Me Wait”が一番有名と思いますが、ワシは今回選んだこの曲が好きなんです。
曲名のとおりメロウで、「小粋」という言葉がピッタリ。
今回のセレクトで、一番お聴かせしたい曲です。
超オススメ!
■転-2■ G.C. Cameron / I’m Gonna Give You Respect
アルバム “Love Songs & Other Tragedies” (1974年)より。
これは、元スピナーズのメンバーの、ソロ・アルバムの1曲です。
スピナーズのヒット曲”It’s A Shame”のリード・ヴォーカルは、この人なんですよ。
ちなみに、この曲の作詞作曲はウィリー・ハッチです。
■転-3■ Al Johnson / It’s Not Too Late (To Start Again)
アルバム “Peaceful” (1978年)より。
この人はプロデューサーとして有名なのですが、ソングライターやシンガーとしても活動しています。
このアルバムは、ソロ・デビュー・アルバムです。
良い曲ばかりで、和めます。
■結-1■ The Joneses / Pull My String
ベスト・アルバムより。
「結」では、絶頂(ラスト)に向かって、突いて突いて突き進みますっ!
1曲目は、ジョーンジズの73年のヒット(?)曲です。
軽快で、明るくて、楽しいでしょ。
■結-2■ Bill Brandon / You Made My Life So Bright
アルバム “Bill Brandon” (1977年)より。
「結」2曲目は、今回のセレクトで唯一のサザン・ソウル。
でも、違和感はないでしょ?
67年にデビューしてから、色んなレーベルで数枚シングルを出していますが、アルバムはこれ1枚だけだそうです。
力強くて、上手な歌手だと思います。
■結-3■ Timothy Wilson / Sugarland Express
アルバム “Timothy Wilson” (1978年)より。
最後はフィリーっぽい(録音はニュージャージーのH&L Sound Studios)ダンス・ナンバー。
Timothy Wilsonは、43年生まれで、50年代半ばからプロ・デビューしているそうです。
グループやソロで、いろいろシングルを出しています。
そして、このアルバムは、この人唯一のもの(そういうキャリアの人、多いんでしょうか)。
そんなわけで、「シュガーランド急行」に乗って、イクことが出来ましたでしょうか。