サブ・テーマ: 「甘茶ソウルで和む秋」または「秋の夜長にSweet Soul Music」
1. The True Reflection / That’s Where I’m Coming From
アルバム “Where I’m Coming From” (1973年)より。
1曲目はアップテンポです。
このアルバムはバラードが素晴らしいので、ぜひ聞いていただきたい。
メンバーの一人、ジョーイ・コールマンは、78年に、このセレクトの4曲目のグループ、ミラージュの一員となります。
また、このアルバムのプロデュースは、このセレクトの11曲目のグループ、モデュレイションズのプロデュースもやっているボブ・カリントンです。
2. Anacostia / I Can’t Stop Loving Her
アルバム “ANACOSTIA”(1st.) (1977年)より。
甘茶ソウル百科事典の最初に出てくるグループです。
日本名は「穴こすってや」(爆)ではありません。
2005年にCD化されました。
プロデューサーは「伴真濃」(ヴァン・マッコイ)です。
3. Full Fource / A Song Within
アルバム “A Long Way Together” (1980年)より。
ちょっと塩辛なバリトン・ヴォーカルが素晴らしいです。
レア盤だったそうですが、2006年にCD化されました。
なお、「Full Force」とは全く別のグループです。
4. Mirage / (Don’t Ask Me) To Stop Loving You
アルバム “Princes Of Love” (1978年)より。
ジャケ写を見ると、ちょっと引いてしまいますが、中身は素晴らしい甘茶ソウルです。
この曲は、バリトンとファルセットの2人が歌ってまして、その絶妙なバランスに悶絶しそうです。
5. Bobby Thurston / Sweetest Piece Of The Pie
アルバム “Sweetest Piece Of The Pie” (1978年)より。
ワシントンDCのシンガーですが、このセレクトの11曲目のグループ、モデュレイションズが関わっていますので、甘茶な感じが濃厚です。
ところで、「パイの一番甘いかけら」って、どこでしょうね。ムフっ。
6. I.N.D. / Side By Side
アルバム “Into New Dimensions” (1981年)より。
これ股、バリトンとファルセットの2人の掛け合いが玉りません。バック・コーラスも重厚です。
7. Little Anthony & the Imperials / I’m On The Outside (Looking In)
1964年のシングルより。
リトル・アンソニーの甘茶な歌声はもちろん、テディ・ランダッツォの美メロが素晴らしいです。
8. Eddie Holman / You Make My Life Complete
アルバム “A Night To Remember” (1977年)より。
この長尺バラードがA面1曲目なんです。
フィリーの音が一杯のアルバムです。
突き抜けるファルセットを堪能して下さい。
9. Soul Generation / Praying For A Miracle
アルバム “Beyond Body And Soul” (1977年)のCDのボーナストラックより。
未LPのシングル曲です。
バラードが続きましたので、アップテンポの曲を挿れました。
バックの演奏は、クルセイダーズなんですよ。
10. Montclairs / Make Up For Lost Time
アルバム “Dreaming Out Of Season” (1972年)より。
フィル・ペリーが在籍したセントルイスのグループです。
ちょっと妖しげな甘茶が玉りません。
特にこの曲は、物悲しくて、演歌っぽくて、日本人向けのように思えます。
11. The Modulations / Those Were The Best Days Of My Life
アルバム “It’s Rough Out Here” (1975年)より。
ワシントンDCの制作者(トゥルー・リフレクションのメンバー)とモデュレイションズが、フィリーで録音したアルバムの1曲です。
エレキ・シタール(?)の音が、時代を感じさせてくれます。
12. Ray, Goodman & Brown / Special Lady
1979年の大ヒット・シングルより。
最後は「甘茶」がぎっしり詰まったこの曲です。
アカペラで始まり、分厚いコーラス、ファルセット。最後はアカペラで終わるという構成に、心も体も和みます。