リンキン・パークは結成メンバーであるドラマーのロブ・ボードンの脱退について語っている。
リンキン・パークは日本時間9月6日にライヴを生配信して活動を再開させることを発表しており、ヴォーカリストのエミリー・アームストロングとドラマーのコリン・ブリテンという2人の新メンバーが参加している。
リンキン・パークはニュー・アルバム『フロム・ゼロ』をリリースすることを発表しており、ファースト・シングル“The Emptiness Machine”も公開されている。新曲は2017年にチェスター・ベニントンが亡くなって以来となっている。
活動再開に際して米『ビルボード』誌のインタヴューに応じており、マイク・シノダはブラッド・デルソンと共に結成メンバーであるロブ・ボードンが脱退を決意したことについて言及している。
マイク・シノダは次のように説明している。「ロブはある時点で、今から数年前だと思うけど、バンドを距離をおきたいと僕たちに言ったんだ。僕らは理解したよ。既に明らかだったからね。あまり姿を見せなくなったし、連絡を取らなくなり始めていたし、ファンもそれに気づいていたと思う。『ハイブリッド・セオリー』のリイシューとベスト盤『ペーパーカッツ』をリリースした時に、まったく姿を見せなかった。僕としては友人として悲しかった。けれど、同時に彼が幸せになることをしてほしいとも思った。誰もが彼の最善を願っていたんだ」
ドラマーは代わりにGフリップ、イレニアム、ONE OK ROCKといったアーティストのソングライティングやプロデュースを手掛けてきたコリン・ブリテンが担当している。マイク・シノダはコリン・ブリテンについて次のように語っている。「ライヴではドラムを叩いていて、最初の楽器もドラムだったんだけど、彼はギターもベースもキーボードも弾けるし、プロデュースもミックスもやるんだよね。イチから作るという点で、彼とは音楽の見方が似ていて、彼と仕事をするのは楽しくて、アイディアをやりとりしているよ」
「リンキン・パークで音源を作り始めた時も、何をするにせよ『コリン、曲を作っているんだけど、こっちに来てくれないか』と言っていたんだ」とマイク・シノダは続けている。
生配信で発表された通り、リンキン・パークはニュー・アルバム『フロム・ゼロ』が11月15日にリリースされることが決定している。
また、バンドはロサンゼルス、ニューヨーク、ハンブルク、ロンドン、ソウル、ボゴタの6都市でアリーナ公演を行うことも発表している。