ブルース・スプリングスティーンはジョージア州アトランタで開催されたカマラ・ハリス副大統領の集会で“The Promised Land”などを披露している。
現地時間10月24日、ブルース・スプリングスティーンはアトランタでカマラ・ハリス副大統領とバラク・オバマ元大統領と共にステージに登場して、今回のアメリカ大統領選挙でカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明している。
集会でブルース・スプリングスティーンは“The Promised Land”、“Land Of Hope And Dreams”、“Dancing In The Dark”を演奏している。“Land Of Hope And Dreams”の演奏に入る前にブルース・スプリングスティーンは対立候補であるドナルド・トランプ元大統領を批判している。
「私が求める大統領というのは憲法を敬い、脅威を与えず、我々の偉大な民主主義を守り導こうとし、法の支配と権力の平和的移譲を信じ、女性の選択権のために闘い、すべての市民に役立つ中流階級の経済を作り出そうとする人だ」とブルース・スプリングスティーンは語っている。
彼は次のように続けている。「今回の選挙でこれらの原則を大切にしている候補者はただ一人、カマラ・ハリスだけだ。彼女は第47代アメリカ大統領になるために出馬したが、ドナルド・トランプはアメリカの暴君になるために立候補している。彼はこの国のこと、その歴史、深くアメリカ人であるということはどういうことかを理解していない。だから、11月5日、私はカマラ・ハリスとティム・ウォルツに一票を投じるよ」
集会の模様はこちらから(ブルース・スプリングスティーンのパフォーマンスは1時間55分55秒から)。
先日、ブルース・スプリングスティーンは次期アメリカ大統領選挙でカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明している。その理由についてソーシャル・メディアに投稿した動画で次のように語っている。「ドナルド・トランプ元大統領は生涯においても最も危険な大統領候補だ。彼は憲法の神聖さ、民主主義の神聖さ、法の支配の神聖さ、権力の平和的移譲の神聖さを軽んじていて、それを考えると、大統領の座に就かせるべきではない。彼はこの国の意味、歴史、そして深くアメリカ人であることの意味を理解していない」
ブルース・スプリングスティーンはカマラ・ハリス副大統領を支持することについて次のように続けている。「他方、カマラ・ハリス副大統領とティム・ウォルズは階級、宗教、人種、政治的観点、性的アイデンティティに関係なく、すべての人を尊重して、包含するこの国のヴィジョンに則している」
ブルース・スプリングスティーンは現地時間10月28日に開催されるフィラデルフィアの集会にも出演する予定となっている。
ブルース・スプリングスティーンは長年にわたって自身の音楽でも政治的な事柄に言及してきたが、初めて大統領選挙で自身の支持を正式に表明したのは2008年で、この年のアメリカ大統領選挙ではバラク・オバマ元大統領を支持している。その後は2016年はヒラリー・クリントンを、2020年はジョー・バイデンを支持しており、2021年の大統領就任式ではパフォーマンスも披露している。
テイラー・スウィフトやチャーリーXCXも先日、大統領選でカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明している。
また、ビリー・アイリッシュと兄のフィニアスもカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明しており、性と生殖に関する権利のキャンペーン動画では“When the Party’s Over”が使われている。