ブラック・サバスのギタリストであるトニー・アイオミは同じく結成メンバーであるドラマーのビル・ワードとの写真をソーシャル・メディアに投稿している。

トニー・アイオミとビル・ワードは国際バーミンガム・デイに際して市長主催のパーティーに出席している。トニー・アイオミは二人の写った写真を投稿して、次のように述べている。「バーミンガムだと誰と鉢合わせになるか、分からないものだね」

ブラック・サバスについてはバンドの結成メンバーで一度限りの再結成公演を行う可能性が取り沙汰されている。ビル・ワードは今年7月に再結成公演について自身の見解を明かして、次のように述べている。「みんなの昔のお気に入りの曲を演奏するのには賛成です。当時も演奏するのは大好きだったから、最後に一度演奏したいと思っています」

元々、ビル・ワードは2011年11月に発表されたブラック・サバスの再結成に参加する予定になっていたが、その後、契約面に「納得できない」として再結成への不参加を表明していた。

ブラック・サバスの一度限りの再結成公演についてはオジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラーも前向きな姿勢を示している。

今年5月、オジー・オズボーンはビル・ワードが参加したブラック・サバスとしての最後の公演を行う「チャンスがあったら飛びつく」だろうと語っている。「ビルがいなかったことが悲しいよ。ドラマーのトミー・クラフェトスはいい仕事をしたと思うけど、彼はビル・ワードじゃないからね」

ギーザー・バトラーは彼とオジー・オズボーンはライヴを行うことについて「合意している」と語っており、シャロン・オズボーンはオジー・オズボーンがライヴから引退する前に「お別れを告げる2つの公演」を計画していることを明らかにしていた。

昨年11月、オジー・オズボーンは長きにわたる医療処置と手術の末に二度とライヴをしないかもしれないと語っている。

英『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでオジー・オズボーンはいつかステージに戻ってこられることを願っているとしながらも、その機会はないかもしれない「事実を受け入れなきゃいけない」と語っている。

「今は1日1日をありのままで過ごしているけど、もう一度パフォーマンスできることになったら、ぜひやりたいね」とオジー・オズボーンは語っている。「でも、人生でも最高の関係性に別れを告げたのかもしれない。病気になった当初、ツアーを止めた時は自分にも医者にも世間にも本当に腹が立った。でも、時が経つに連れ、『その事実を受け入れなきゃいけないかもしれない』と思うようになったんだ」

オジー・オズボーンは次のように続けている。「歳を取ったからって同情のために中途半端なオジーをやるつもりはない。そんなの、何の意味があるんだ? 車椅子に乗ってやるつもりはない。フィル・コリンズがやってるのを観たんだけど、彼も同じような問題を抱えていて、車椅子でやってたんだ。でも、自分にはできないよ」