ソロアルバム6枚リイシュー
1999年2月3日にビクターから、カーティス・メイフィールドのソロアルバム6枚がリイシューされました。それぞれボーナストラックが1曲付きで、貴重です。
ただし、解説は相変わらず資料価値のない内容です。
(1999-3-14, 2008-5-17)
リイシューされたカーティス・メイフィールドのソロアルバム
- 『GIVE, GET, TAKE AND HAVE』(1976)+1曲
- 『NEVER SAY YOU CAN'T SURVIVE』(1977)+1曲
- 『SHORT EYES』(1977)+1曲
- 『DO IT ALL NIGHT』(1978)+1曲
- 『LOVE IS THE PLACE』(1981)+1曲
- 『CURTIS IN CHICAGO』(1973)+1曲
以下、ボーナストラックを聴いた感想を書きます。
Only You Babe (single edit)
『GIVE, GET, TAKE AND HAVE』に収録
アルバム・バージョンと比較して、
- 出だしのドラムが無い
- 1番と2番の間の「Only you babe ...」が無い
- フェード・アウトが早い
といったところが違い、時間が4:20から3:34と短くなっています。
解説に書いて無いので補足しますと、この曲は1976年7月にR&Bチャートで8位まで上昇しました。
シングルB面は'Love To The People'。アルバム"There's No Place ..."と異なるバージョンならば聴いてみたいです。
それから、'Party Night / P.S. I Love You'もシングルカットされているのですが、アルバムと同じものなのかどうかも知りたいです。こういうことを解説に書いて欲しいのです!!
Show Me Love (single edit)
『NEVER SAY YOU CAN'T SURVIVE』に収録
アルバム・バージョンと比較して、
- イントロが違う。また、コーラスの音が小さく、奥に引っ込んでいる。個人的にはアルバム・バージョンのつつみ込むような丸い感じの方が好きです。
- アルバム歌詞カード最初の2行がカット
- 後半の歌詞が飛ばされたり順番が変わったりして短くなっている。エンディングは同じ。
これで時間が5:13から3:44になっています。
ちなみに、1977年4月にR&Bチャートで41位まで上昇しました。
B面は'Just Want To Be With You'。アルバムと同じバージョンなのかどうか知りたいです。
Do Do Wap Is Strong In Here (single edit)
『SHORT EYES』に収録
アルバムバージョンの途中(歌詞2番といえばよいか)から始まっています。これで時間を5:30から3:29に短くしているという、芸の無いバージョンです。
ちなみに、1977年9月にR&Bチャートで29位まで上昇しました。
B面は'Need Someone To Love'。アルバムと同じバージョンなのかどうか知りたいです。
Do It All Night (single edit)
『DO IT ALL NIGHT』に収録
アルバム・バージョンと比較して、
- イントロが途中から始まる
- 途中まで歌って、リフレインの所はカット
- フェード・アウトが早い
これで時間が8:20から3:39になっています。
ちなみに、1978年9月にR&Bチャートで96位まで上昇しました。
それはともかく、なぜこの曲よりもヒットした'You Are, You Are'のシングルバージョンを収録しないのでしょうか。ビクターの考え方は理解に苦しみます。
She Don't Let Nobody (single edit)
『LOVE IS THE PLACE』に収録
アルバムバージョンより、フェードアウトが早いだけです。時間は4:14から3:54と、あまり変わりません。
Just Be True
『CURTIN IN CHICAGO』に収録
これはカーティス・メイフィールドのライヴのアウトテイクでは無く、ジーン・チャンドラー(Gene Chandler)のシングル曲です。
貴重なものではありますが、なぜこの曲がボーナストラックとなったのかは、全く分かりません。